作品紹介
「Three Angels」

作品紹介
「Spinning World」
秋の夜長を楽しむあかり展、思いがけず飛び入り参加させていただく事になりました。
前面ウインドウの開放的なKINGYOさんの空間で、虫の音のようにかろやかな光の動きを楽しんで頂ければ嬉しいです。

伊藤俊

多摩美術大学グラフィックデザイン科在籍時より舞台芸術、身体表現に興味を持ちはじめる。
卒業後新たなパフォーミングアートの可能性を探る中、ダンスカンパニーKARASのメンバーとなり勅使川原三郎に師事する。ダンサーとして数々の国際フェスティバルに参加する一方、勅使川原のテクニカルアシスタント、またカラスのプロダクションマネージャーとして様々なビジュアルアートの活動(インスタレーション、フィルム、ビデオ)に参加する。2001年より自身の動く作品を発表し始める。ダンスという身体表現の中で強く意識するようになった重力をクリエイションのメインテーマとし、作品の多くは光を重要な要素として取り入れ、様々な加速度が光によって複雑なリズムの色や形を生み出す。その動く光のイメージは従来のキネティックアートに比べるとはるかに映像的であり、2011年に東京の映画館で個展をした際に作品の持つメカニカルなギアのイメージと映像、この二つのイメージを喚起させるものとして自身の作品をパーフォレイション(フィルムの送り穴)スカルプチャー "perforation sculpture" と呼び、以後その名称を使っている。2012年発表のCosmic Birdにおいて初めてマシーンの動きを光の変わりに音に変換する試みを行う。

日本クラフト展 招待審査員(柳田邦男)賞 (2012)、個展「宇宙鳥」(2012)、第一回作品展「夢見る機械」(2011)、朝日現代クラフト展 グランプリ(2007)、日本クラフト展 テーマ賞(2006)、日本クラフト展 丸ビル特別賞(2005)、朝日現代クラフト展 奨励賞(2004)
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