2013年第2回Derby展 平面部門賞
入野陽子「Phenomenon」

6/24(火) - 6/29(日) 12:00 - 19:00(最終日17:00まで)
展示風景
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私は普段、フォトグラムという写真の印画紙の上に物体を置き、懐中電灯等の光源で感光させて物体の影の像を得る技法を用いています。この方法は、カメラを使用しないので誰でも簡単に像を得る事が出来、同じ物体を使用しても光源の種類や角度の違いによって、全く異なった表情が現れます。
我々の生きる環境下では、常に情報に溢れ洗脳にすら遭っているように感じています。何かの手のひらで遠隔操作されながら生きる我々自身に、本当に個人のモノサシは存在するのでしょうか。
表側を向いている物の裏側に、本質が息を潜めていることを知り得る事は可能なのでしょうか。
光が当たる事で見えるのは、影なのか。影が有る事で見えるのは、光なのか。
受け手によって変化する、裏側の実態を探っています。
入野陽子

東京都生まれ

2012年 京造形大学大学院 美術研究領域 修了
2011
中之条ビエンナーレ(群馬県)
2013
ヤドカリトーキョー秘密の部屋-恋する小石川-(東京都)
第2回 Derby展 Gallery KINGYO
Derby展は、当ギャラリーで行った、学部を卒業して数年の若い作家を対象とした公募展です。立体17名平面16名の作家を選出し、立体.平面の各1名の作家に個展を贈りました。
選考は、多くの美術家によるオーディエンス賞です。